こんにちは、お人よしコミュ障ブロガーのミヤモンです。
- もっとおもしろい話をして一目置かれる存在になりたい
- 自分の話がつまらなくてすぐ飽きられてしまう
- どうしたら自分の話に興味を持ってもらえるんだろう
今回は美濃部達宏さんの著書『なぜあなたの話はつまらないのか?』(あさ出版)の内容を元にこのような悩みを持つ方に向けて書いていきます。
この記事を読み終えた時には相手に興味をもってもらえるようなおもしろい話をするために意識すべきことを理解することができますよ。
普段の会話の中でつまらないと思われるのが嫌な方はぜひ読み進めてください。
なぜ話がつまらないと思われるのか
同じような内容の話をしていても相手に興味を持ってもらえるおもしろい話にできる人と途中で飽きられてしまうつまらない話になってしまう人がいますよね。
なぜこのような差があるのでしょうか。
ずばり話がつまらない原因は「構成」が悪いからだというのです。
この本の著者、美濃部さんはテレビ番組の放送作家という、番組の企画を「いかに面白く伝えられるか」=「構成」を考える仕事をしているそうですが、
おもしろい話をするためにもテレビ番組を作るときと同じように「構成」を意識しなければならないといいます。
ではおもしろい話をする際に意識すべき「構成」とは具体的にどんなことなのか。
それは
- おもしろく伝えるために必要な要素をチョイスする
- チョイスした要素をよりおもしろく伝えるために順序だてる
事だそうです。
ここからより詳しく説明していきます。
「おもしろい話」とは
おもしろい話の構成について説明する前に、そもそもおもしろい話とはどんな話なのかということについて触れておきます。
おもしろい話って表現が曖昧ですもんね。
多くの人が真っ先に思いつくのは芸人さんのような笑える話とかかもしれません。
しかしおもしろい話とは必ずしも笑える話だけではないといいます。
例えば好奇心をそそられるような興味深い話や感動する話などもおもしろいと感じることが多いのではないでしょうか。
その理由は、相手の話に「共感」しているからなのです。
聞き手にとって身近であったり、同じような経験をしたことがあるような話ほど話し手と聞き手の間に共感が生まれ、聞き手にとっておもしろいと感じる内容になるのです。
あるあるネタがうけるのもそのためですよね。
逆に、例えば大学生に対して社会人が社会人の苦労話をいくら話しても聞いている側としてはいまいちピンとこないですよね。
話の内容が共感できる内容になっていないため、つまらなく感じてしまうのです。
おもしろい話に必要な要素とは
ここからはおもしろい話をする際に意識すべき構成について説明していきます。
まずは一つ目の「おもしろく伝えるために必要な要素をチョイスする」についてです。
これは簡単に言ってしまうと話における「ネタ選び」のことです。
職場での雑談や初対面の人とのあいさつ、合コンでの会話など、誰でも話す相手や状況によって話のネタを変えていると思います。
おもしろいと思われる話をするためにはまずこの「ネタ選び」が適切なものでないといいます。
例えば合コンに行った際、「俺の年収は~」「今まで~人と付き合ったことあるんだ」など自分の自慢話だったり、仕事の話ばかりをしていては周りの人に呆れられてしまいますよね。
これは自分の話す内容がその場に適していない(空気が読めていない)ためにつまらない話だと思われてしまっているのです。
ではおもしろい話をするためにどのように話のネタを選べばいいのでしょうか?
それは先ほども書いた「共感」ネタを選ぶことが重要だそうです。
話がおもしろいかどうかは聞き手の判断基準によるところが大きいですが、多くの人に共感しやすいネタを選ぶことですべる確率をぐっと減らせますよね。
具体的には以下の内容のネタが良いそうです。
芸能 → 恋愛・仕事 → 食・住 → 学校 → 家族
左から右にいくに従い多くの人が共感できるネタになっています。
自分の話が途中で飽きられてしまうなどで悩んでいる方はまず普段の話の内容から振り返ってみてはどうでしょうか。
相手にとって共感しやすい話のネタを選ぶほど、おもしろいと感じてもらえる確率が増えていきますよ。
おもしろい話をするための順序とは
次に二つ目のチョイスした要素をよりおもしろく伝えるために順序だてるについて説明していきます。
どんなに相手が共感しやすいおもしろい話題を持っていても、話の順序を間違えるとつまらなくなってしまうことは多々ありますよね。
どうすれば、よりおもしろいと感じる話の流れを作れるのでしょうか。
その答えは「フリオチ」だといいます。
結論であるオチとそれを導くためのフリの二つの要素が大事なのだそうです。
例えば
「僕はあまり風邪をひくことが無いんです。そのおかげで高校生の頃は無遅刻無欠席で皆勤賞もらったんです。ただ高校時代で唯一高熱を出してしまった日があって、それが第一希望の大学入試の前日だったんですよね。」(実体験)
あまりうまくないかもしれませんがこの話の中で「フリオチ」が使われているのです。
フリ 高校時代皆勤賞をもらうほど健康
オチ 入試前日に高熱出す(余談ですが入試には行きました。結果は散々でしたが。)
このような「フリオチ」をうまく話の中に組み込むにはまず聞き手にオチを予想させるようなフリをしたうえで、それを裏切るオチを用意する必要があるそうです。
つまり「フリ」と「オチ」が矛盾した内容でなければならないんですね。
そしてこの「フリオチ」を簡単に作る方法として「なのに方程式」というものが紹介されています。
これは話の流れを 「フリ」 なのに 「オチ」に当てはめるというものです。
先ほどの例で行くと
高校時代皆勤賞もらうほど健康
なのに
大学入試前日に高熱出す
のようなことです。
「フリ」と「オチ」の矛盾した内容を「なのに」で接続することで簡単におもしろい話の流れにすることができるのですね。
まとめ
ここでこれまでの内容をまとめたいと思います。
まずおもしろい話とは聞き手が「共感できる」ものであり、それを話のネタに選ぶことが大事でしたね。
そして選んだネタを今度は「なのに」を使って「フリオチ」を作り「フリ」と「オチ」が矛盾するような流れで話すことでおもしろい話の構成が出来上がるのでした。
おもしろい話と聞くとどうしても芸人さんのようなトーク力や、誰も経験してないような貴重な体験のようなものが必要なのではないかと思っていましたが、今回書いたような内容であればだれでも面白い話ができると思いませんか?
むしろ仕事のことや家族のことなど誰もが共感しやすい話のネタであれば話も作りやすいのではないでしょうか。
誰もが経験しているような身近な日常の中で話のネタを作っておくことがおもしろいと思われる話をするための第一歩なんですね。
今回紹介した本の中では、他にも
自分の情けない話で共感を得る「ナサバナ法」
話に臨場感を出す「ひとり芝居法」
相手との共通点を利用する「シンクロニシティー法」
などのテクニックも紹介されています。
ご興味ある方は読んでみることをお勧めします。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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