こんにちは。お人よしコミュ障ブロガーのミヤモンです。
今回も読んだ本のレビューをしていきたいと思います。
末永 雄大著『キャリアロジック 誰でも年収1000万円を超えるための28のルール』(実業之日本社)
- 転職市場における自分の価値を高めたい
- 普通の人でも年収1000万円を超えるためのキャリア戦略を学びたい
- 転職市場のリアルな実態を知りたい
このような方や就職・転職活動中の20代におすすめの一冊となっています。
この本を読んだきっかけ
僕は現在24歳ですが、今後のキャリアを考える上で、キャリア選択における「正解」とは何なのか知りたかったためです。
仕事選びの基準として年収はもちろん大事ですが、そのほかにも業種や社風、人間関係,労働時間など挙げればきりがありません。
転職サイトなどを覗けば膨大な求人情報にアクセスができますし、今の時代2回、3回の転職は当たり前になってきています。
そのような中で、自分が理想とするキャリアを形成するための思考プロセスやキャリアの選択基準に「正解」に近いものがあるなら20代の今知っておきたいと考えて読むことにしました。
『キャリアロジック 誰でも年収1000万円を超えるための28のルール』レビュー
ここからは、本の内容に触れていきます。
著者
この本の著者である末永雄大さんは、これまでにリクルート、サイバーエージェントなどの大手企業で、様々な企業の採用支援ウェブ集客支援を経験したのち、現在はアクシス株式会社を設立し代表取締役となっています。
自分が設立した会社で、転職エージェントとして主に20代向けに転職・キャリア支援を行っており、転職市場を知り尽くしているといえるでしょう。
そのような方が、「働くすべての人のキャリアリテラシーを高め、転職・キャリアに関する情報格差をなくす」という企業ビジョンの元書かれたのが本書となっています。
本の内容
ここからは本の中身について3つのおすすめポイントに分けてレビューしていきます。
1.転職市場における「年齢」の重要性が分かる。
転職においては「年齢」が採用されるかどうかに強く関係してくるというのは誰もが知っていることだと思います。
この本の中でも、転職市場において「年齢」の壁がどれほど求職者に影響を与えるか、リアルな実態がかかれています。
特に「転職市場は出来レース」という言葉。
転職市場においては現在の年齢と、これまで積み上げてきた経験・スキルによって採用されるかどうかがほぼ決まっているそうです。
そんなこと当たり前だと思うかもしれませんが、30代になってから自分の夢をかなえるために全く未経験の業界に飛び込むというのは思っている以上に高い壁なんですね。
逆を言えば、将来希望する年収や職業に向けて、20代前半の頃からしっかり考え、そのためのスキルや経験を身に着けられる会社に就職するなど、計画的にキャリア設計をしていくことで、希望を叶えるための転職も可能になるということですね。
まだ若いうちにこの本に出会えて本当によかったなと思います。
2.企業選びの軸が分かる
ブラック企業であっても、ホワイト企業であっても、そこで得られる業界×職種の実務経験がキャリア形成上、重要なのです。
キャリアロジック p63
就職・転職活動中の人にとって企業選びの軸や求める条件は非常に重要なものでしょう。
給与、福利厚生、社風、業種などなど、これを明確にしておかないと自分の求める条件と企業とのギャップから、早期離職になりかねませんよね。
この本の中では、「市場価値が高まる」という観点での企業選びを推奨しています。
ここでいう市場価値とは、どの業界、企業でも通用する経験やスキルを持っているということです。
たとえブラック企業であっても、そこでの業務が自分の市場価値を高められるものであれば転職する際に有利になりますし、逆にホワイトな職場であっても、専門的なスキルや知識が身に付かなければ転職市場において不利にならざるを得ないのです。
数年後、高年収の仕事に就くためには、自信の市場価値を高め続け、転職における優位性を確保しておく必要があるといえそうですね。
3.戦略的にキャリアを作り上げていくための方法が学べる
タイトルにもあるように、この本は「誰でも」年収1000万円をこえるために身に付けるべきキャリア戦略のルールについて書かれています。
飛びぬけた才能や経験が無い「普通」の人であってもキャリア戦略のルールを活用することで、転職市場において価値のある人材になることができるのです。
では実際にどのようなキャリアを構築していくべきなのか。
この本では、「ポジショニング戦略」と「競争優位の戦略」の掛け算こそが自分の目標を達成するために重要だと書かれています。
ポジショニング戦略とは、業界、職種など自分にとって有利な場所を選ぶことによってキャリアの優位性を獲得することです。
例えば「10年後にメガベンチャーのマーケティング責任者として、年収1000万」というのを目標にしたとします。
そこに到達するまでに必要な経験・スキルを獲得できるようにキャリアを構築していくことで目標とする求人への応募要件を満たせるようにするのです。
目標から逆算して戦略的に転職先を選択していく必要があるのですね。
次の競争優位の戦略とは、入社後の定着・活躍を目指すものです。
自己分析による自分の仕事への姿勢や苦痛に感じることなどを特定することで、入社先とのマッチ率を高め、その会社で活躍できるかを見極めるための戦略が必要になります。
まとめ 20代の若者にぜひ読んでほしい一冊
以上、本の内容を紹介させていただきました。
就職・転職活動を経験している人であれば分かるかもしれませんが、手に入れられる情報が多すぎて何を選べばいいのかわからなくなってしまうことが多いですよね。
転職サイトには膨大な量の求人が載ってますし、転職エージェントの会社もたくさんあります。
あれもいい、これもいいと目移りしてしまい、結局目先のメリットだけでキャリア選択してしまう方もいると思います。
だからこそ、この本に書いてあるようなキャリア戦略やそれに沿った明確な判断基準が必要になるのだと感じました。
今後も個人の働き方や社会から必要とされるスキルなどは大きく変わっていくと思いますし、その時々に応じて成長性のある業界なども入れ替わると思います。
そのような中で30代40代になった時、転職市場での自分自身の価値を高めるには、やはり若いうちから戦略的にキャリアを考え行動していく必要性があると強く痛感させられました。
僕と同じような20代前半の社会人や学生の方に早いうちから一度読んでもらいたいと思える内容になっていました。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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