こんにちは。お人よしコミュ障ブロガーのミヤモンです。
人と会うとすぐに疲れてしまったり、人の話し声や雑音が気になって集中できないなど普段の生活の中でしんどさを多く感じることはないですか?
共感していただけた方は「内向型」の人なのかもしれません。
僕自身も携帯の販売員という毎日いろんな人と関わる仕事をする中で
- 仕事でお客様や職場の人など多くの人と関わることですぐに疲れてしまう
- 休みの日は出かけたり何かをする気力がない
- 周りの人みたいに素早い決断や行動ができない
など毎日のように悩んでいます。
と自分を責めてしまうことも多々あります。
そんな中で最近、「内向型」という気質を知りました。
人と会って話すよりも一人の時間が大切だったり、電話の音などが人一倍ストレスになったりなど内向型について知れば知るほど自分に当てはまる特徴が多かったのです。
「そうか、自分は内向型の人間だったのか。仕事の中で疲れやすいのは気質のせいなんだ。」と気づいてからは多少生きやすくなったのです。
そこで今回は、僕と同じような経験がある方に向けて、内向型の人にはどんな特徴があるのか、
マーティ・O・レイニー著『内向型を強みにする おとなしい人が活躍するためのガイド』 パンローリング株式会社
を参考に書いていきます。
内向型の特徴
1 内向型は自分の内側からエネルギーを得る
内向型の人は、アイデア、感情、印象といった自分のなかの世界からエネルギーを得ている
『内向型を強みにする おとなしい人が活躍するためのガイド』p20
一人で読書をする、自宅でゆっくりくつろぐ、日記を書く
など内向型の人は一人でゆっくり自分と向き合う時間にエネルギーを得ます。
内向型の人には創造的な人や集中力が高い人が多いそうですが、一人でも黙々と作業したり自分の内面と向き合うのが得意だからなんですね。
反対に外向的な人は
休みのたびに人と会ったり、バーベキューやレジャーを楽しんだりとアクティブに活動します。
内向的な人からすれば、なんでそんなにエネルギーがあるのかと不思議に思うかもしれません。
しかし外向的な人にとっては、このようなアクティブな活動こそがエネルギーを回復する手段なのです。
家でじっとしていたり、読書などをしていると退屈でたまらないため、外に出てより多くの刺激を求めるのです。
2 内向的な人は外部の刺激に敏感
内向型の人は、ただ人のそばにいるだけで刺激過剰となることもある。彼らのエネルギーは人混み、教室、あるいは騒がしい侵略的な環境いると、枯渇してしまう。中には人間が大好きな人もいるが、彼らは通常、相手がだれであっても、話をしたあとはその場を離れ、一息入れる必要を感じる。
『内向型を強みにする おとなしい人が活躍するためのガイド』p24
人に会う、新しい場所に行く、旅行に行くなど内向型の人は外部からのあらゆる刺激に対して非常に敏感という特徴があります。
そのため、一人の時間を確保することが重要だったり、大人数での集まりが苦手です。
例えば僕の職場は非常に刺激が多いです。
毎日初対面の人との会話が求められ、電話の音が鳴り響き、職場の人とも連携をとっていかなくてはならないため心が休まる間もなく常に刺激を感じる環境です。
トイレで一人になってようやく深く呼吸をして心を休められるような感じです。
仕事終わりにくたくたになったり、休日何もやる気が起こらないのも無理が無いですね。
内向的な人は飲み会に参加したり、人が多くいる場所にいると刺激が多く受けすぎるためどんどん疲れていってしまうのです。
また内向型は刺激に敏感な分、外向型の人に比べ少ない刺激でも心地よくなれるという長所があります。
アロマの香りでリラックスしたり、本を読んだり、絵をかいたりなど静かに過ごすだけで十分に自分を満足させられるのです。
3 内向的な人は狭く深くを好む
内向的な人は、深さを好み、自らの経験を制限しようとするが、そのひとつひとつを深く感じている
『内向型を強みにする おとなしい人が活躍するためのガイド』p26
外向的な人がより多くの経験、多くの人脈を求めるのに対して、内向的な人は少数の経験や人を大切にするという特徴があります。
そのため内向的な人には、一部の人と長く親密にかかわりを持つという人が多いでしょう。
趣味などについても、あれこれ手を出すよりも数少ない趣味を深く追求するという人が多いです。
4 情報処理が遅い傾向にある
人とのコミュニケーションなどにおいて、内向的な人は一度自分の頭で考えてから話す傾向にあるそうです。
そのほか、リスクを考えてしまい決断が遅れたり、マルチタスクが苦手だったりと、外向的な人に比べて「仕事ができない」という風に感じてしまう内向型の人も多いのではないでしょうか?
僕もそうなのですが「自分は頭の回転が遅いのではないか」「なんでこんなに不器用なんだ」と自分を責めてしまうことも多いですよね。
しかしこれも考え方を変えれば内向的な人の長所になります。
人と話す際、思ったことを直接言わず自分の頭で考えられるのは、相手への気遣いが人一倍できる証拠です。
リスクを先に考えたり些細なことに気が付いたりして慎重に決断する能力はどんな環境でも必要になります。
マルチタスクが求められる仕事より、一つのことに集中できる仕事・環境を選択することで大きな成果を出すことができます。
自分は周りの人に比べて劣っていると考えるより、自分は内向的なんだと気づきその強みを理解するだけでずっと生きやすくなるのではないでしょうか。
5 話すより書いて伝えることが得意
内向的な人は対面や電話などより、メールやSNSなど文章で伝えることの方が得意です。
上に書いたように、内向的な人は外向的な人に比べ情報処理が遅いため、即座に返答が求められる対面でのコミュニケーションが苦手な人が多いのです。
文章であれば、ゆっくり時間をかけて自分の伝えたいことをまとめることができますし、何より直接話さない分疲労を感じにくいのです。
職場での人間関係やコミュニケーションで苦労している内向型の人は、文章でのやり取りを増やしてみると仕事がスムーズになりやすいのではないでしょうか。
まとめ 内向的なことは悪いことではない
以上、内向型の人の特徴について書いてきました。
学校でも職場でも、行動力があって多くの人と関係構築ができる外向型の人のほうが得をする場面が多いですよね。
そんな中で内向型の人は劣等感や生き辛さを感じることが多かったと思います。
しかし今回書かせていただいたように、内向型の人は刺激に対する反応やエネルギーの充電方法がそもそも外向型の人と異なります。
大切なのは内向型という自分の気質を理解することです。
そのうえで
意識的に一人の時間を作るとか、不必要な人との集まりには参加しないとか、文章でのコミュニケーションを増やすとか
普段の生活を改善していくことで今までよりずっと生きやすくなるのではないでしょうか。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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