こんにちは。お人よしコミュ障ブロガーのミヤモンです。
今回は小さい頃からずっとコンプレックスだったコミュ障を改善したいという一心で、携帯販売の仕事に就いた僕の経験談について書かせていただこうと思います。
学生時代からコミュ力の無さがコンプレックスだった
僕は小学生から大学卒業するまで、自分のコミュ力の低さからまともな人間関係を作れた例がありません。
自分から話しかけることなんかできませんし、せっかく話しかけてくれた同級生に対しても笑顔で接したり自然なコミュニケーションが取れず最終的にはいつもボッチになりました。
周りの人たちがうらやましくて仕方ありませんでした。
どうしてあんな自然に会話ができるのだろう、どこに行っても誰かと仲良くなれるのだろうと。
むしろそれが普通で、それができない自分は欠陥品なんだと思ったことも数えきれないほどありました。
それでも心のどこかではいつか自分も変われると信じていました。
高校生になれば、大学生になれば、きっと友達もできるはずだ。自分も変われるのではないかと。
変われませんでした。
人と話す時頑張ってぎこちない笑顔を作ったり、コミュニケーションの本を読んでいろいろ試したこともありましたが、最終的には一人になりました。
この先何十年の人生の中でもずっと孤独感を抱えながら生きていかくのではないかと漠然とした不安を感じ、何とかこのコンプレックスを解消したいと思いました。
学生時代でここまでのコミュ力の低さを実感していれば、普通就職先としてはコミュニケーションが少ない仕事や自分の特技などが生かせる仕事を選ぶと思います。
しかし僕の場合、まだ自分が変われることへの希望を捨てきれずにいました。
人と接する機会の多い仕事に就けば自分のコミュ力も改善され、これからの人生も多少は生きやすくなるのではないかと考えていました。
自分を変えることの難しさを痛感した接客の仕事
大学卒業後、新卒で携帯販売の仕事を始めました。
この記事を書いている時、丁度入社して1年半ほどが経ちましたが、ここまで長く続けられるとは思っていませんでした。
働き始めたばかりの頃の僕は、自分でも絶望するほど仕事ができなさ過ぎたのです。
大卒にもかかわらず自分の頭で考えて動けない、主体性が無い、接客業なのに笑顔が無い、声が小さい、などなど
そんな僕を見て他のスタッフは「なんでこの仕事選んだの?」と思っていたと思います。
直接言われたことはないですが、そのような視線や態度は常に感じていました。
そしてそれは自分自身に対して感じていたことでもあります。
自分を変えるためにこの仕事を選んだはずなのに、何一つうまくできない自分がみじめで仕方ありませんでした。
僕が接客業なんてやっぱり無謀だったのだと本気で退職も考えました。
そんな状態からのスタートでしたが何とかこれまで辞めずに来れています。
周りの人の支えがあったからです。
僕は正社員型派遣という雇用形態だったので、僕を今の店舗に派遣している会社があります。
そこの営業担当の方が、僕のためだけに研修をしてくれたり相談に乗ってくれたりなどとても親身になってくれました。
こんな自分のために一生懸命になってくれるこの人の期待に少しでも応えたいと思いました。
店舗の方々も自分を見捨てずたくさんフォローしてくれました。
時にはお客様からのクレームに発展しそうなミスをしてしまった時も、これくらいよくあることだと尻拭いしてくれたこともあります。
自分のコミュ力を上げたいという気持ちで始めた仕事でしたが、次第に自分を支えてくれている人たちの期待にこたえなくてはという使命感から仕事をするようになりました。
どんな雑用も進んで引き受け、誰よりも早くお客様への声掛けに行くようにもしました。
店舗の他のスタッフの僕への見方も少しずつ変わっていきました。
使えないスタッフから、店に置いといても問題の無いスタッフになれたのだと思いました。
結果として自分は変われたのかというと、自信をもって「変わることができた」とは言えないです。
接客中はお客様とのコミュニケーションもスムーズに取れるようになりましたが、他のスタッフに比べたら自分のコミュ力の低さを痛感します。
昔ほどではないですが、プライベートでの自分はいまだにコミュ障のままです。
なのでこの仕事を続けてこれたのは単に運がよかっただけだと思っています。
環境に恵まれていたのです。
接客の仕事をすれば自分は変われるという考えがいかに甘いものであったかと、接客の仕事を通してようやく理解できたのです。
もし、別の店舗に配属されていたら、大きな挫折と後悔を経験したまま退職していた可能性も十分あったのです。
コミュ障の自分を変えたいという思いで始めた接客業は、環境が変われば自分も変われるはずだという自分の都合のいい幻想を壊してくれました。
自分のコンプレックスと正面から向き合ってはじめて気づいた自分を変えることの難しさ。
接客業というファーストキャリアは、これからの人生で何度もぶつかるであろう自分のコンプレックスに向き合う強さをくれたのだと確信しています。
今回は以上になります。あまりきれいにまとまっていませんが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
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