こんにちは。お人よしコミュ障ブロガーのミヤモンです。
- 「なんで自分はこんなにコミュ力が低いんだろう」
- 「これからも人間関係で悩み続けるのかな」
- 「まともに人と会話できない自分が嫌になる」
コミュ障で悩んでいる方は、自分に自信が持てずこのようなネガティブな感情を持つことが多いですよね。
僕も小さいときから重度のコミュ障で、社会人になった今も人とのかかわりがすごく苦手です。生き辛い・・・
自己肯定感が低いため人とのかかわりが億劫になりさらにコミュ障が悪化するという負の連鎖に陥ってしまうのです。
しかし安心してください。
実はお金をかけず、一日ほんの数十分で前向きな性格になり、コミュ障も改善できる方法があるのです。
そう、運動です。
最新の研究では、運動を習慣的に行うことでストレスが和らぎ、認知機能や集中力といった脳機能の向上に大きな影響があることが分かっているそうです。
今回は運動によってコミュ障が改善される理由を、アンダース・ハンセン著『BRAIN 一流の頭脳』(サンマーク出版)を参考に書いていきます。
この記事を最後まで読むことで
- コミュ障を改善できる
- ポジティブな性格になれる
- 運動がしたくなる
などのメリットが得られますよ。
コミュ障の原因とは?
個人的にはコミュ障になってしまう原因は次の3つだと思っています。
- 経験不足
- メンタル(ネガティブ、ストレスが多い、人との会話が怖い)
- 頭の回転が遅い
経験不足の点については、とにかく一人でも多くの人と接し会話の経験値を積み上げるしかないと思います。
しかしメンタルの部分と脳力の部分については運動を習慣的に行うことで徐々に改善していくことができるのです。
コミュ障の方が人と積極的にかかわるのに抵抗があるのは、「これまでコミュニケーションで失敗してきたから、人と関わるのが怖い」「自信が無い」などメンタル面の壁が大きいからではないでしょうか。
運動によってメンタルを強化することができれば、より人とのかかわりを前向きに行えるようになり、経験値も増やせるという好循環に入っていけるのではないでしょうか。
ここからは運動がメンタルや脳に与える具体的な影響を書いていきます。
運動によって得られるメリット
1.ストレスに強くなる
運動することによって、コミュ障さんが日頃から抱えやすいストレスに対しての耐性をつけることができます。
- 職場に気の合わない人がいる
- 毎日職場に行くのが憂鬱
- 人前でプレゼンなどをしなければならない
など繊細かつ人間関係でつまづきがちなコミュ障さんは日頃の生活でストレスを抱える機会が非常に多いですよね。
本書によると人間関係のような慢性的なストレスは脳に非常に悪影響なのだそうです。
その理由を解説していきます。
まず、人が「身の危険を感じるような」何らかの刺激を受けるとストレスホルモンである「コルチゾール」の血中濃度が上昇します。
それによって「動悸が激しくなる」「息苦しくなる」などの状態に陥ってしまうのです。
本来この「コルチゾール」はストレスを感じる状況が過ぎればその分泌量は減っていくそうです。
しかし慢性的なストレスによって「コルチゾール」が分泌され続けてしまうと記憶力や感情の制御を行う「海馬」という脳の部位を委縮させてしまうというのです。
つまり人間関係の悩みのような長期的なストレスは脳へのダメージを蓄積してしまうのです。
その結果、感情的になってしまったり、物忘れが多くなってしまうのです。
このように脳に悪影響を与えるストレスに対して、運動は非常に効果的です。
ランニングやサイクリングなど体に意図的に負荷をかけると、初めのうちはストレスを感じ「コルチゾール」が多く分泌されますが、運動習慣を継続していくうちにその分泌量は減少していくというのです。
そしてそれは運動の時だけに留まりません。
人間関係や仕事のストレスを感じた際にも「コルチゾール」の分泌量が上がりづらくなるというのです。
人間関係でストレスを感じやすいコミュ障さんにとって、ストレスに強くなるというのは非常に大きなメリットではないでしょうか。
2.集中力が上がる
運動をすることによって神経伝達物質「ドーパミン」の分泌量が増え、目の前のことや人話に集中できるようになります。
その理由は「ドーパミン」の分泌量が増えることによって、周りの雑音や自分が抱えている悩みなど、脳が不要な情報がシャットアウトし、自分にとって必要な情報のみに集中できるようになるからです。
コミュ障の方なら思い当たるかもしれませんが、人と会話していても
「自分と話しててもつまらないだろうな。」
「もっと気の利いたこと言わないと。」
など会話の内容以外のことが気になり集中できないということがありますよね。
そのせいで一層スムーズなコミュニケーションが取れなくなるのです。
他にも
- 周りの雑音や他の悩みに気を取られて会話が上の空になる
- 周りの人の目が気になりすぎる
など繊細なコミュ障さんは脳が処理すべき情報量が多いのではないでしょうか。
運動によって目の前のことに対しての集中力が高まることで、相手の話への理解度が上がり、より気の利いた返しができるようになりますよ。
3.ポジティブな性格になる
運動によって分泌量が増えるのは先ほどの「ドーパミン」だけではありません。
「セロトニン」や「ノルアドレナリン」、そして最強の脳内物質といわれる「BDNF」も分泌されるのだそうです。
「セロトニン」は脳の興奮を抑えてくれる作用があり、不安や悩みを和らげてくれる働きを持っています。
「ノルアドレナリン」はやる気や注意深さを促す効果があり、これが足りなくなると疲労感を覚えたり、気分が滅入ってしまうそうです。
「ドーパミン」や「セロトニン」「ノルアドレナリン」など運動によって増やせる物質は僕たちの感情に直接働きかけて、気分を明るくしてくれたり不安を抑制してくれる非常に心強いものだといえますね。
それだけでも運動を習慣化するメリットはとても大きいものだと思いますが、運動によって得られるメリットはそれだけではないのです。
なんと運動によって、脳の細胞同士のつながりが強化され、記憶力や想像力など脳自体のスペックを向上させることもできるのです。
そこにかかわってくるのが最強の脳物資「BDNF」です。
これは主に大脳皮質や海馬という部位で合成されるたんぱく質なのですが、脳細胞が死んだり傷ついたりしないよう守ってくれたり、新しく生まれたばかりの脳細胞の成長を促してくれるというのです。
本書によると人の脳は25歳ごろから1年で0.5%ほどづつ小さくなっているといいます。
またうつ病などを患うとそのスピードがさらに加速するといいます。
これは新しい脳細胞が作られないために引き起こされる意欲の低下が関係しているのではないかともいわれているそうです。
運動によって「BDNF」が生成され、それによって脳細胞の新生が促されれば、脳細胞同士のネットワークが強化され学習能力が高まるだけでなくうつや意欲の低下などの改善にも大きな影響があるのです。
「言いたいことがいつもぱっと出てこない」
「人と会う気力が起きない」
などの悩みを抱えている人にとっては、運動によって得られるメリットは非常に大きいのではないでしょうか。
気分が安定し、頭の回転も速くなれば自分に自信が持て、人と会うことに対して前向きになっていけそうですよね。
まとめ
以上『BRAIN 一流の頭脳』を参考に運動を習慣化することのメリットを書いてきました。
正直、僕のようなネガティブコミュ障にとって、運動をするメリットがこんなに大きいとは思っていませんでいた。
ストレスや悩みを和らげることができ、かつ頭の回転も速くなれば人とのコミュニケーションに対しての抵抗感もかなり軽減できそうですよね。
ただ一つだけ注意なのはやりすぎは禁物ということです。
まずは一日20~30分ほどの有酸素運動を目安に、無理なく続けられる範囲でやるべきですね。
また、運動と一緒に「高速音読」も習慣にするとコミュ障改善に大きな効果がありますよ。
どちらも1,2か月で劇的な効果があるものではないですが、習慣的に続けることでこれからの長い人生、確実により充実したものにできますよ。
お金もかけずコミュ障の悩みとおさらばできるのならばぜひ継続するべきでしょう。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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