こんにちは。お人よしコミュ障ブロガーのミヤモンです。
「真面目で優しい人は損することが多い」と感じてしまう自称お人よしです。
実際に、自分は他人に対して優しく接しているという人の中に、以下のようなことを考えている方もいるのではないでしょうか。
- いつも自分ばかりが我慢している
- 人に優しくしているのになぜか、関心を持たれない
- 平気で人を傷つけるようなことをいう人のほうが、自分より人に好かれているのはおかしい
僕もこれまでの人生でこのように考えたことが幾度もありました。
結局自分は、いつもただの良い人としか思われていなかったのではないかと。
最近になってようやく、上記のような考え方が優しいけれど損をしている人の思考回路なのだと気づいたのです。
今回は、優しいのに損をしてしまう人の特徴と、そこから抜け出し、優しくて人に好かれる人になるにはという内容で書いていこうと思います。
優しさには2種類ある
まず、前提として優しさには2種類あると思っています。
1.嫌われたくない、波風立てたくないという受け身的優しさ
一つ目は、人から嫌われたくない、周りの人と衝突して面倒な事態にしたくないという思いから来る優しさです。
例えば、職場で雑用を頼まれたとき、断ったら自分の印象を悪くするかもしれない、とか、自分は遊園地行きたいけど、相手が水族館行きたいって言ってるからそれでいいか、といったようないわゆる自分の意見を殺して我慢してしまうタイプです。
このような優しさは多くの場合、自分に自信がない、自分の価値観・軸がない、自分の意見を貫く覚悟がない、などのネガティブな感情から引き起こされています。
自分の意見に自信がなかったり、他人と衝突することを恐れてしまうため、周りに従うこと=楽なことと考えてしまうのです。
このような態度は、一見相手を尊重した優しさにも見えます。
しかし、その根底には相手に嫌われたくない、争いたくないという自分を守るための優しさが隠れているのです。
優しいのにいつも損をしている気がするという方は、このような受け身的な優しさで行動していないでしょうか。
2.相手の役に立ちたい、力になりたいという能動的な優しさ
二つ目は、本当に相手のことを思った優しさです。
このような優しさは、一つ目に書いた優しさと違い、相手に嫌われたくない、恩返ししてもらいたいといった打算的な考えは一切ありません。
純粋にその人の力になりたいという思いから行動しているため、とても自然体でありのままの優しさになります。
そのため、時には相手の意見を否定もします。
本当に相手のことを思っているからこそ、相手が間違っていると思ったら自分の考えも伝え、相手がより良い選択ができるよう後押しします。
自分の意見や行動するときの価値観をしっかり持っているため、自分のためではなく、相手のためを思った優しさになるのです。
優しいのに損をする人とは?
ここまで読んでくださった方であればお分かりかもしれません。
自分は人に優しくしているはずなのに、なぜか損していると感じるのは、相手に嫌われたくないから、周りと衝突したくないからといった受け身的な優しさで行動しているからではないでしょうか。
自分に自信がなく、好かれるために誰にでもいい顔をしてしまう、もしくは能力が低い(不器用だったり、コミュ障だったり)ために便利な存在として利用されてしまう。
僕も、これまでの人生そのような受け身的な優しさのために損をしてきた人間の一人です。
学生時代はコミュ障でボッチ、運動も勉強もできずキングオブ陰キャでした。
それでも同級生や先生から好かれようと頼まれたことは断りませんでしたし、相手を不快にさせないよう常に顔色うかがってしました。
それでも友達と呼べる人はできませんでしたし、ただの良い人としか思われていなかったと思います。
今思えば、「みんなの役に立ちたい!」という純粋な優しさで行動したことはほとんどなかった気がします。
優しくて好かれる人になるには
せっかく人に優しくするなら、自分のことをよく思ってもらいたいですよね。
自分が困っている時には手助けしてもらえるようになりたいですよね。
人に嫌われないように優しく接しているはずなのに、ただの都合がいい人としか思われないなんて悲惨じゃないですか?
ここからは、優しいのに損をする人を脱却し、優しくて人に好かれるにはどうすべきかということについて、私の考えを書いていきます。
1.本当に優しくするべき人を洗い出してみる
家族、親友、恋人など自分の身近にいる最も優しくすべき人を洗い出してみましょう。
そのような人と接するとき、この人たちに嫌われたくない、ダメな奴だと思われたくないという危機感から優しくしていますか?
むしろ、相手の力になりたい、喜んでほしいといった素直な気持ちから、深く考えずに優しく接することができることが多いのではないでしょうか。
綺麗ごとかもしれませんが、本来優しさとはそういうものであるべきだと思っています。
打算的な考えなしに相手のことを思っているからこそ、自然に優しくなれるのです。
損をする優しい人は、誰にでも優しくしようとしてしまいます。
もちろんそれ自体は否定しません。
僕も、たとえ相手が見ず知らずの人であれ何かしら親切なことをすると自分良い奴だなとか思ったりもします。
問題なのは、相手に嫌われたくないという思いから、誰に対しても優しさを取り繕ってしまうことなのです。
挙句の果てに、本来優しくすべき両親や恋人を蔑ろにしてしまった時にはもう見てられないですよね。
誰にでもいい顔をして神経すり減らしていないですか?
自分にとってどうでもいい人にまで、必要以上に気を使って疲れていないか思い返してみましょう。
2.受け身にならず、能動的を心掛ける
例えば、職場の同僚が大量の資料作成業務に追われている時、手伝ってくれないかと頼まれてから手助けするのと、手伝うよと言って自分から行動するのでは、やることは同じでも同僚の感じ方は大きく異なると思います。
前者はいわば受け身的優しさです。
断ったら不愉快に思われるかも、もしくは断ったら罪悪感を感じてしまうという自分中心の考えから手伝っています。
逆に後者は自分から相手に働きかけています。
大変そうだから力になりたい、自分にできることはあるかといった思いから行動しており、意識のベクトルが相手に向いていることが分かると思います。
当然、後者の優しさのほうが、相手から好意的に思ってもらえる度合いが高いと思います。
まとめ 損する優しい人は心に若干のゆとりを
以上、人に優しくしているつもりなのに損することが多い人の特徴や、そこから脱却するための考え方について書いてきました。
損をする優しい人は、やはり自分に自信がない人が多いと思います。
本当は困っている人がいたら力になりたいと思っているし、自分にできることなら手を貸したいと思っているのに、自信がない、人の目を気にし過ぎる性格のせいで、自分から動き出せない。
そのため、人から頼まれたらいやな顔せずにやるが、結局都合のいい優しい人になってしまう。
そのような人は、若干心にゆとりを持つことを意識してみましょう。
この人の頼みを受けてもあまり良いことないなとか、たまには自分の意見を通しても許されるだろうという風に、時には相手に嫌われるとしても自分を大切にすべきです。
常に相手に神経使いながらいい顔をするだけの都合の良い人はやめるべきです。
今回は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます。
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