こんにちは、お人よしコミュ障ブロガのミヤモンです。
コミュ障を改善したい!
接客業に就けばコミュ障は改善できる?
こんな悩みに答えます。
僕は大学卒業後、コミュ障を改善したいという一心で携帯販売員として働き始めました。
今年の4月で2年になります。
そんな僕が「実際にコミュ障を改善できたのか」について書いていきます。
コミュ障を改善するために接客業に就こうか悩んでいる方は是非ご参考ください。
接客業でコミュ障は改善できるのか?
結論から言うと接客業に就いただけではコミュ障改善はできません。
なぜなら、お客様とのコミュニケーションがある程度決まっているからです。
スーパーやコンビニ、ファーストフード店などをイメージしていただくとわかりやすいと思います。
接客中の会話はほとんどマニュアル化されており高度なコミュニケーションは必要とされません。
必要最低限のマナーや言葉遣い、笑顔が身に着けられれば意外とコミュ障でも務まることが多いんですね。
一見高度なコミュニケーションが必要と思える携帯販売員の仕事も「知識」と「経験」を積み上げることで仕事に問題ないレベルのコミュニケーションは取れるようになります。
僕がこの仕事を始めたばかりの頃はひどい有様でした。
お客様に声をかけに行くことすらできない、何を言ってるのか分からないといわれる、自分が説明をすることで精いっぱいでお客様に伝わってないなど。
その頃に比べたらお客様との会話はスムーズに行えるようになりましたし、笑顔や気遣いが自然にできるような心の余裕も出てきました。
接客の仕事にやりがいを見出せることも出てきて、モチベーションが高かったこともあります。
そのおかげか、一時期は「自分のコミュニケーション力かなり改善されてる?」と思ったこともありました。
だけど他のスタッフとのプライベートの会話やお客様から雑談を振られたときに気づくのです。
会話を広げることができない、気の利いた返答がすぐにできない、急に話振られると頭真っ白、つまらない
仕事でお客様とのコミュニケーションがスムーズに行えるようになったのは単に「知識」と「経験」が身に付き「仕事に慣れただけ」だったのです。
その事実に気づいたとき自分にかなり絶望したのを覚えています。
「これだけ人と接する機会を増やしてもコミュ障のままなんて。もう一生コミュ障のままなのかもしれない」と。
2年間コミュ障を改善したいという思いで苦手な接客業で働いてきた僕の結論としては、
接客業に就いただけではコミュ障の改善は難しい
ということです。
接客業でコミュ障を改善するには
接客業に就くだけではコミュ障は改善しません。
むしろ僕のように自分のコミュニケーション力の低さに打ちひしがれることになるかもしれない。
それでもこの記事をここまで読んでくださっている方は、「本気でコミュ障を治したい」という方が多いでしょう。
「プログラマーとかのほうがコミュ障に向いているのは知ってるよ。それでもコミュ障を治してもっと人との関りを楽しみたいんだ。」と。
分かります。
僕もコミュ障をどうしても改善したくて向いてないのを分かり切ったうえでこの仕事を選びました。
実際に、お客様から感謝されたり、接客に慣れてきて人との関わりに自信が少しはもてるようになったり、いいこともたくさんあったのは事実です。
ただ、プライベートでの会話を楽しめるようになりたいといったコミュ障改善をゴールにするには、接客ができるようになるだけでは足りないのです。
先ほど書いたように仕事に必要な知識と慣れによって、コミュニケーション力をカバーできてしまうからです。
それでも、現在すでに接客業に就いている方、コミュ障だけど接客業に興味ある方もいると思います。
ここからは接客業を通してコミュニケーション力を高める具体的な手法を2つ紹介したいと思います。
人と接する機会の多い接客業の中で以下の方法を実践し、プライベートでも活用できるようになれば少なからず人とのコミュニケーションがうまくなれるはずですよ。
1.共感
接客業における共感の大切さについては以前の記事でも書きました。
そしてこれはプライベートの人間関係においても非常に重要です。
人は自分のことを理解してくれる相手に対して好感を持ち、仲良くなりたいと感じるからです。
まずは相手の話をしっかり聞き受け止める。
そのうえで「大変だったね」「それはすごいね」といった相手の心情に寄り添った共感の言葉を投げかける。
一見簡単に思えるかもしれませんが、コミュ障には難易度高いです。
ぱっと言葉が浮かばないし、相手の表情や言葉から気持ちを推測するのも苦手なので。
ただ接客の仕事を通して、多くの人と関わり共感を実践していくことで確実に相手に寄り添ったコミュニケーションが取れるようになります。
相手の表情を観察したりアイコンタクトを自然に取れるようになるので、相手の気持ちを推測する癖も付くでしょう。
2.傾聴
傾聴とは、相手の話をただ聞くだけでなく、関心を寄せながら丁寧な態度で耳を傾けることです。
相手の話したことに対して否定せず、共感・理解の姿勢を示すことで信頼を得る、カウンセリングなどで使われる手法ですね。
傾聴が役に立つのは、クレームをつけてくるお客様や不安を感じているお客様が来店されたときです。
そのようなお客様に対しては、まず相手の話を丁寧に受け止める姿勢を示し、信用してもらう必要があるからですね。
プライベートにおいても、悩みを打ち明けられる場面は多いでしょう。
「仕事がうまくいってないんだ。もう辞めたい。」
「今の彼女(彼氏)と別れるべきかな。」
など。
人から急に悩みを相談されると頭がフリーズしてしまうコミュ障は多いと思います。
しかし傾聴を身に付ければ、相手が安心して悩みをすべて吐き出せる空気を作ることができます。
例え相手の悩みに対しての解決策を出してあげられなくても、話を聞いてあげるだけで充分相手は満足してくれるでしょう。
まとめ
以上、接客業に就くことでコミュ障は改善するのかという内容で書かせていただきました。
あくまで僕の経験にはなってしまいますが、コミュ障の改善を目的にするのであれば接客業に就いただけでは難しいといえます。
それでも、接客の仕事を通して人と関わる楽しさや感謝されたときのやりがい、共感力などを身につけられたり、メリットが多いのも事実です。
コミュ障だと自覚しながらも、せっかく接客の仕事をするのであれば、コミュ障改善だけに気を取られず、仕事のやりがいや対人関係への耐性をつけるなど柔軟に考えてみるのもいいかもしれませんよ。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。
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